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A typeはスイム3.8km、バイク180.2km、ラン42.2km、総距離226.2kmのアイアンマンディスタンスのトライアスロン。
私にとって初めてのロングディスタンスのトライアスロンです。
周囲にスポーツを趣味とする仲間がいないため、ブログや雑誌などで情報を集め完走するための準備をしてきました。
今回の記事が今後、ロングディスタンスのトライアスロンに挑戦する人の参考になれば幸いです。
この大会に出ようと思ったきっかけは、去年の5月に200km以上を自転車で30km/hで走れるようになったことでした。
計算すると、スイムとランが遅くてもバイクで6時間半位で走れたらアイアンマンディスタンスのトライアスロンも完走することが難しくないことがわかります。
アイアンマンディスタンス以上の距離のトライアスロン大会は、国内では五島(6月)、北海道(8月)、佐渡(9月)。
宮古島(4月)、皆生(7月)もロングですがスイムとバイクの距離が短い。
今年の北海道の大会は、諸般の事情により休止となりました。
佐渡の大会は、参加資格としてミドルディスタンス以上のトライアスロンの完走実績または前年の佐渡オープンウォータースイム2kmの完泳実績が必要なので今年の参加は無理。
ということで五島の大会に出ることにしましたが、いろいろと手配が大変でした。
宿:ネットでの情報通り、宿がなかなか見つかりませんでした。12月の時点で宿のリストを見ながらゴールに近い所から片っ端に電話しました。しかし、すでにどこも満室。少し離れた民宿でさえも満室でしたが、10件以上電話してやっと宿を確保することができました。
ところが、その宿はゴール地点から5km以上離れていて山の上にあります。レース後に自走で帰るのは困難でしたが、弟が車でサポートしに来てくれることとなり随分と助かりました。
交通:コストはかかりますが島内では車があると非常に助かります、自転車の輸送、コースの下見ができる、観光や食品の買い出しも便利等々。
レース当日はバイクコースが交通規制されるので、車での移動には注意が必要です。スタート、ゴール地点近くの駐車場の空きには余裕がありましたが交通規制があるので出入りの時間に注意が必要です。
車をカーフェリーで輸送する場合、満車になるのが早いので予約は早めにした方がいいようです。
自分はジェットフォイルで長崎市から福江を往復しました。インターネット予約が可能ですが、行きも帰りも席には余裕がありました。
仕事:あまり休診にしたくなかったのですが、仕方なく何日かを最低限に休診にしました。土曜日は代診をパートの先生にしていただき非常に助かりました。休んだ分、しわ寄せが来るのでそこで頑張らないといけません。
出発:6月16日木曜日、仕事を午後7時半に終え東京駅へ。早く着いてたので東京ラーメンストリートで夕食をとることにました。
脂質を控えめにしているでソラノイロでベジソバを注文。ラーメンというより具だくさんなスープパスタといった感じですがヘルシーで美味しかったです。
自分は、飛行機が苦手なので電車で行きました。乗ったのは午後10時東京発の寝台特急サンライズ出雲・
瀬戸。初めての寝台特急でちょっとワクワクしました。
個室が取れなかったのでノビノビ座席という席をとりました。仕切りは一部だけで床はカーペットで硬いため寝心地はよくありません。広さはまずまず。寝袋と枕があればいいかもしれません。
歯磨きを済ませ、出発してすぐに寝る体制を整えました。睡眠が浅く5回以上は中途覚醒しました。
6月17日金曜日午前5時前に起床。レースに向けて体内時計を調節するためです。
ラウンジで岡山への到着までの時間を過ごしました。
列車には洗面所やシャワー(有料)も完備されています。女性客が多いのも意外でした。
午前6時27分に岡山到着。ここでサンライズ出雲とサンライズ瀬戸が切り離されます。
岡山からは新幹線みずほに乗り換えます。博多まで約1時間40分。
午前8時29分博多に着いて、今度は特急かもめに乗り換えます。長崎まで2時間弱。
長崎には午前10時29分に到着。
長崎のフェリーターミナルまで徒歩で15分。
予約はしてなかったのですが午前11時30分発のジェットフォイルに乗ることができました。
ジェットフォイルに乗って1時間ちょっとで五島の福江港に到着。午後1時前でした。
そのまま、徒歩で約10分の受付会場に向かいました。
受付を済ませ、エキスポ会場で少しだけ補給食を購入。
時間に余裕があったので街に出て、通りかかったすし屋に入りそこでランチ。
1100円ですが量的にも味的にも満足しました。
外は蒸し暑かったので午後4時には開会式、競技説明会会場に入り大会のビデオを見ながら時間を潰しました。
開会式、競技説明会は午後6時に終わりそのままタクシーでホテルにチェックイン。
温泉に入り午後8時半に弟が到着、一緒に五島うどんを食べて、五島ワインをテイスティング、自転車の組み立て、ゼッケンの取り付け、各バックの整理などを済ませ、午後10時半には就寝しました。
6月18日土曜日(レース前日)は午前5時前に起床。ホテル周辺にバイクコースの一部があったのでそこを含め40分程走ってみました。同時に自転車に異常がないかもチェックしました。
ホテルに戻り、午前7時からバイキング形式の朝食をとり8時過ぎに車でバイクコースの下見に出かけました。
途中、少し足を伸ばして映画「悪人」のロケ地にもなった大瀬崎灯台に行って来ました。
駐車場から徒歩で1.2kmの険しい山道を歩いて行ったのですが、絶景でした。
道の駅みいらく万葉村でお土産を買って、レース後の仕事を減らしておきます。
昼食は、地元のスーパーで魚を買って食べたのですが安くて美味しかったです。
おそらく東京の半分以下の値段で天然の魚介類をゲットできました。
午後3時過ぎに富江会場(スタート地点)に自転車を預けに行きました。
福江会場で預けてもよかったのですが、バイクをトラックで輸送する過程でメカトラブルが発生するリスクを考慮し富江会場に持って行きました。
その後、時間が余ったのでホテルに近い鬼岳(標高315m)に登りました。
ここの頂上は駐車場から近いのですが、霧がすごくて視界10mくらい。天気が良ければ絶景らしいです。
宿に戻り、温泉に入り、夕食は五島豚のステーキを食べ、午後9時には寝ました。
こんな感じで、ロングのトライアスロンはトレーニング以外でいろいろと大変でした。
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