銭洲は神津島の南西36kmにある岩礁帯で釣人にとってパラダイスです。
しかし、自然相手ですから行けば釣れるとは限りません。
最近、その銭洲でシマアジ、カンパチが釣れているとの情報がありました。
冬の海は荒れやすいのですが、その日の予報は波風がOKなのを確認し前日に出撃を決定。
選んだ船は何度もお世話になっている龍正丸。
前日の夜9時半に東京を出て午前1時前に下田港に到着。
座席は右舷の一番前と決められていました。
寒さでかじかむ手でそこにロッドキーパー2個を設置。
道具も船に積み込み2時の出銑時間を待ちます。
出銑時間の少し前に船長が到着。
酔い止めを飲んで、乗船名簿に記入して、早速船内のベッドで就寝。
船はゆっくり走り、約4時間半で銭洲到着。
曇っていましたが風が弱くうねりも高くはない状況で銭洲にしては凪ってる方でした。
午前7時、釣り開始。
まずは泳がせ釣りの餌に使うムロアジ釣りです。これが難しい・・・
最初はチビムロ用サビキで針が小さかったのか、かかってもすぐに外れてしまいます。
ここで小型のシマアジが1匹釣れました。
ムロアジがやや大きかったので中ムロ用のやや太い針にチェンジ。
針外れは少なくなりましたが海面から引き抜く時に落ちることが多い。
しかしコツをつかんでからは順調に釣れました。(ムロの泳ぐ方向を無理に変えさせず、海面に近づけ一気に引き抜く!)
少ないけどムロアジは10匹キープしたところでやめて8時からは五目釣りを開始。
水深80mのところでハリス4.5mの仕掛けを75mまで落としコマセを振って70mで待っていたらすぐに当たりがありました。
巻き上げ始めると重くズッシリ。
なんだろ?アオダイかなと思っていたら2.4kgのマダイでした。
その直後もまずまずのサイズのヒメダイをゲット。
8時半の時点で満足しました。
その後、イサキ、メジナ、ウメイロを釣ってお土産を十分確保したところで泳がせ釣りを開始。
釣れそうな気配はあったのですが、ずっぽ抜かれ2回のみで食い込ませるまでいきませんでした。
周りもあまり釣れてないしムロアジも無くなったので約2時間で泳がせ釣り終了。
この日は乗船客9人。泳がせでカンパチ釣れたのは1匹のみだったので渋い日でした。
11時半頃からシマアジのポイントへ。
1kg未満のシマアジ、ナンヨウカイワリをゲットしお土産追加。
13時が釣り終了時間ですが、満足したし波風が強くなってきて周りもあまり釣れていなかったので12時半には終了しました。
魚の血抜きしてクーラーボックスに入れ氷でできるだけ鮮度を保つようにします。
この日の釣果は、マダイ、ヒメダイ、イサキ、メジナ、小カンパチ各1、小シマアジ3、ナンヨウカイワリ2、ウメイロ9の計19匹の大漁でした。小型はリリースしました。
午後4時過ぎに下田港に到着。
4時半に出発してお約束の渋滞にはまり、午後9時半に自宅に到着。
道具を洗って、シャワーを浴び、シマアジを1匹だけ薄造りにして食べてみました。
新鮮なので透明で、弾力があり、とても美味しかったです。
残りの魚は食べきれないので、さばいて近所や職場に配ろうと思います。
最近、あまり釣れてなかったのでモヤモヤしてましたが、これでスッキリしました。