2016年02月05日

最近読んだ論文G(英文)

@Schwab RJ, et al. An official American thoracic society statement: Continuous positive airway pressure adherence tracking systems. The optimal monitoring strategies and outcome mesures in adults. Am J Respir Crit Care Med 2013; 188: 613-620
CPAP機器から得られるデータを参考に使用状況を管理していくことが重要。呼吸イベントの定義、リーク量などはメーカーによって測定法、アルゴリズムが異なっているので注意が必要。Medicare and Medicaid ServicesではCPAP 一日4時間以上の使用が日数の70%以上が継続の条件となっている。しかし、この使用時間が妥当とするエビデンスは不十分などいくつかの問題が指摘されている。

AWeaver TE, et a. Relationship between hours of CPAP use and achieving normal level of sleepiness and daily functioning. SLEEP 2007; 30: 711-719
主観的に評価した眠気は4時間以上、客観的に評価した眠気は6時間以上のCPAP使用で正常化。眠気の改善とCPAP使用時時間には用量依存性の関係が認められた。日中の機能評価の改善もCPAP使用時間と用量依存性が認められ、CPAP使用時間7時間を越えてもその関連性が認められている。→CPAPは長く使うほど、脳の働きは改善する。

BKohler M, et al. Effects of continuous positive airway pressure therapy withdrawal in patients with obstructive sleep apnea. A randomized controlled trial. Am J Respir Crit Care Med 2011; 184: 1192-1199
CPAP中止直後から、AHI, ODI、眠気、早朝血圧・心拍数、内皮細胞機能は悪化。中止後1~2週間、徐々に悪化していく傾向が見られる。→CPAPをやむなく中止する場合は、その日数は短い方がいい。

CFaccenda JF, et al. Randomized placebo-controlled trial of continuous positive airway pressure on blood pressure in the sleep apnea-hypopnea ssyndrome. Am J Respir Crit Care Med 2001; 163: 344-348
正常血圧のOSAを対象に24時間自動血圧計を用いてCPAPとプラセポの効果の差を検討。プラセボに比べCPAPは拡張期血圧をわずかながら有意に低下させた。ODI4が20以上、CPAP使用時間が3.5時間以上で血圧が低下しやすい。CPAPによる血圧低下効果の差は午前2時から10時で大きかった。拡張期血圧が5mmHg低下しただけでも心血管疾患の予防効果が高まるため、CPAPによるわずかな血圧低下でも合併症の予防効果が期待できると考えられる。

DBarbe F, et al. Long-term effect of continuous positive airway pressure in hypertensive patients with sleep apnea. Am J Respir Crit Care Med 2010; 181: 718-726
眠気のない高血圧合併OSAを対象にしたRCT。CPAPは収縮期血圧を-1.89mmHg(p=0.07)、拡張期血圧を-2.19mmHg(p=0.0008)低下。CPAPを1日5.6時間以上使った場合は、より血圧が低下した。CPAPのコンプライアンスにはAHIの減少とESSの減少が関連した。→高血圧合併睡眠時無呼吸患者ではCPAPをより長く使用した方が血圧の低下が期待できる。

EPeker Y, et al. Increased incidence of coronary artery disease in sleep apnoea: a long term follow-up. Eur Respir J 2006; 28: 596-602
心疾患のないいびき症者(平均年齢49歳)308にを7年以上フォローアップ。動脈血酸素飽和度低下指数(ODI4)が5以上をOSA、5未満をnon-OSAとした場合、冠動脈疾患の発症はOSAで16.2%、non-OSAで5.4%であった。OSA群で十分な治療を行った場合(UPPP後にODI4<5、口腔内装置やCPAPの使用率が50%以上)と不十分な治療(UPPP、口腔内装置でODI4 5以上、CPAP使用率50%未満)では冠動脈疾患の発症がそれぞれ3.9%、24.6%であった。→中年の睡眠時無呼吸は冠動脈疾患のハイリスクであり、その予防のためには十分な治療を行うべき。

FAloia MS et al. The new local coverage determination criteria for adherence to positive airway pressure treatment. Testing the limits? CHEST 2010; 138: 875-879
CPAP adherenceの基準として一日4時間以上で70%以上とされている。しかし、この基準を満たせない患者が多い。この基準を満たさなくても精神神経機能の指標は改善傾向がみられる。過去の研究においてもこの基準以下の使用状況で心血管疾患発症率、死亡率、日中の眠気の改善効果が示されている。


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2016年02月02日

五島長崎国際トライアスロン大会

昨年末、エントリーしてしまいました。
6月19日にに開催される五島長崎国際トライアスロン大会http://gototri.com/です。

アイアンマンディスタンスのトライアスロンです。
swim 3.8km、bike 180km、run 42.295km。

去年の自転車レースで7時間5分、210km、平均速度30km/hで走ることができたのでやってみようと思いました。

swim:昨年から徐々に泳ぐ距離を伸ばし、なるべく1回当たり3.8km泳ぐようにしました。運動後の筋肉痛や疲労感は徐々に少なくなっています。本番前にオープンウォータースイムに出場してウェットスーツで海で泳ぐことに慣れるようにしていきたいと思っています。

bike:これが一番重要な種目だと思います。五島のコースはアップダウンの連続なので、登りの練習もしておいた方がいいのですが、近くに坂がないので休日どこかで練習しないといけません。

run:去年、10kmを走りきることができましたが膝の痛みが再発。3ヶ月走る練習しませんでした。最近、少しずつ走れるようになりましたが悪化しないよう最低限にやります。

膝の故障があるのでrunは歩いていいようにswimとbikeで8時間を目標にしました。
swim1時間半、bike6時間半(トランジッション込み。あくまで目標です。)。
制限時間15時間なのでrunに7時間残せば何とかなりそうです。

過去のアンケート調査によると、アイアンマンの一ヶ月当たりの平均練習量は大体swim 24km、bike 512km、run 175kmとのことです。
自分の場合run以外、それ位の練習をしていきたいです。

アイアンマンレース完走には、練習以外にクリアしないといけない問題がたくさんあります。
宿:10件以上電話してやっと会場から離れたホテルが取れました。五島は宿の予約が取れにくと評判です。
天候:梅雨の時期で雨が降るかも知れません。台風が接近・上陸する可能性もあります。
フェリー:天候次第で欠航になる恐れがあります。
仕事:何日か休診にしないといけません。職場や患者さんに迷惑をかけてしまいます。ごめんなさい。
体調:風邪を引いたりしないよう体調管理も重要です。

このように不安なことだらけですが、できる限りの準備をして後は天に任せるのみですね。
人事を尽くして天命を待つ。

半年間、頑張ります!
posted by 院長 at 20:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

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